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バツイチオヤジのお気楽で不節制な毎日と飲み歩き&食べ歩き
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椎間板ヘルニアの痛みの様子を見ながらの更新で、ちょっと五月雨更新ですが、5月12日2軒目のお店は、横須賀中央の西友裏辺りを歩いているとき発見した立ち飲み屋「立呑み市場」さん。
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さいか屋大通り館が閉鎖され取り壊された後、西友も閉館して横須賀はどうなっちゃうんだろう…と思っていたのですが…賑わっているお店は賑わっているようで、お邪魔した「立呑み市場」さんもなかなかの賑わいです。

追浜の鮮魚店「松井水産」さんがプロデュースする立ち飲み屋さんで横須賀中央には「市場食堂」という食堂も昨年発見して、ついに追浜・金沢文庫辺りで営業していた松井水産も南下して横須賀で暴れまくるみたいですね…

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お店は間口は広くないけど奥に長い鰻の寝床的なお店で、入って右手にオープンキッチンのカウンターがあり、左手は壁に向かって立つタイプのカウンター。
どちらのカウンターにも椅子がありますが、椅子を使うのは昼営業の丼屋の時だけで、夜はカウンターの下にしまわれて、プラスチック製のチェーンで使えないようになっています。

オープンキッチンの中には黒いポロシャツ姿の店長らしき男性が一人と、アルバイトのお姉さんが二人の計三人がキビキビと元気よく働いていて気持ちが良いですね^^

店頭には、つまみ100円から…と書いてあったけど、店内の「今日の一番chan!!」と書かれたメニューには、つまみ150円から最高値は箱うに(箱ごと丸ごと出てくるらしい)650円までで、まぐろ大トロは500円…

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さて、どんなものかと試しに注文したのは、「レモンサワー」300円に、刺身で最安値の「まぐろ赤身」200円、まぐろ好きとしては気になった「まぐろしゅうまい」250円で今夜はマグロ尽くし路線で行ってみるか…と注文するとキャッシュオンデリバリー方式でお金と品物引き換えという明朗かつ安心な営業スタイルでした。

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「レモンサワー」はサッポロ氷彩サワーのグラスを使っているけど、氷彩サワーの樽は見当たらず、汎用の焼酎サーバーにポリ容器入り業務用焼酎にシロップの組み合わせで、ちょっとチープな味わいだけど、立ち飲み屋さんですから、オッケーでしょう。
「まぐろ赤身」は、色合いも良く鮮度も良さそうで…味は普通ですが、この品質でしょぼさを感じさせないボリュームのマグロ赤身が200円なら頑張ってますよね…
そして、「まぐろしゅうまい」は蒸したり焼いたり火を入れると見た目はともかく食感が畜肉風になる特色を上手く生かしたもので、見た目と食感は肉焼売ですが…口に入れて噛みしめると鮪の旨味が口の中に広がるって感じで面白いですね…

そしてもう一品気になっていた「まぐろすじ煮凍」150円。
これが150円だからと侮っていたのですが、意外に旨い!!醤油が勝った、かなりしょっぱくて酒が進んでしまう煮凍ですが、口の中に入れた瞬間にゼラチン質の煮凍がスーっと溶けてなくなり、まぐろの旨味が口の中に広がる…って感じで、高めのお店のお通しでも行けるかも?

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そして…今夜はマグロ尽くしで行こうと思っていた僕の決心を揺るがすものが…ってことでマグロ以外のメニューで「数の子わさび」200円を追加注文。
意志薄弱と言われますが…あの粕の風味と数の子の食感に、ツーンとくるわさびの刺激と香りが良いんです。
これさえあれば、僕は飲みでも食いでもオッケーです。

魚屋経営のお店なので、魚屋系メニューの価格が手ごろなのは当たり前だけど…まあ価格相応で安くて悪くない店だと思います…というより、お一人様の気軽な日常遣いには十分なお店だと思います。

バイトのお姉ちゃんも歌手の桑江知子さんを若く可愛らしくしたようなタイプの女の子と大人しそうなタイプの女の子のいずれも、ちょっと可愛いし…これはリピートしちゃいそうです。

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椎間板ヘルニアの痛みに耐えつつ横須賀ネタ第2弾です。

横浜から京浜急行に乗って追浜駅から横須賀に入ると山が海に迫った谷戸と呼ばれる地形を駆け抜ける京浜急行は連続するいくつものトンネルを抜けて快速特急の停車駅で横須賀の繁華街にある横須賀中央に着きます。

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横須賀中央駅を出て、駅前の「Yデッキ」と呼ばれるペデストリアンデッキ渡り、目指すお店は横須賀中央駅前のザ・プライムというビルの裏手の吹き抜けのような通路にある大正2年創業の大衆酒場「太田屋」さん。

お店の場所は非常にわかりずらく、横須賀中央駅から行くなら、Yデッキを渡ったら一番右手の階段を下りて、牛丼屋の松屋さんの脇の吹き抜けに入る…というのが一番分かりやすいかな…
吹き抜けを覗き込むと吹き抜けを抜けた通りに焼き鳥屋があって、店先の路地にあるテイクアウトコーナーにまで人が群がって立ち飲みしている店の近く…と言っても地元の人には分かるかも?

横須賀は、古い居酒屋も数多く現役で営業していて、「横須賀ホッピー」など独特の酒場文化のあるお店で、この太田屋さんも横須賀の独特な酒場文化の特徴の一つ「横須賀湯豆腐」発祥のお店でもあります。

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薄暗い吹き抜けにあるお店は、大衆酒場の名のとおり、超シンプルな店構えで店内は明るく、オジサンたちでにぎわっているお店ですが、最近は女性の一人客やカップルのお客を見かけるようになりました。
また、古くから営業しているお店なので、お祭りのときなどは、親子三世代が飲んでいる微笑ましい光景にも出くわすお店で、昭和な脱力系のお店で、店構えが良く言えば近代的、悪く言えば味気ないって感じのシンプルな店構えであるためか、店の雰囲気お構いなしにネットで知り合った程度のお互いの本名も知らずその時だけの仲間と乾杯のジョッキを合わせた状態で固まって写メを撮りまくり酒も大して飲めないのに酒豪を気取る自称「居酒屋通」の理屈だけの酒飲みの被害に合うことが少ないようです。

逆L字型のカウンターに8人程度、テーブルが10数名程度の小さなお店で、三代目の女将さんを含めて、おばちゃん三人が切り盛りしています。

午後5時ちょっと過ぎに店に入るとカウンター席は常連のオジサンたちで、ほぼ満席でみんな壁に掛けられた店の不似合いな液晶テレビで相撲観戦中で取組結果に一喜一憂の緩いムード…この雰囲気が、いかにも大衆酒場って感じでいいんですよ…

とりあえず、カウンターの一番端っこが空いていたので、そこにお邪魔して「ホッピー」450円を注文します。

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冒頭に書いたホッピービバレッジ社長のホッピーミーナも腰を抜かすであろう究極の三冷ホッピー「横須賀ホッピー」の登場です。

横須賀の老舗酒場のホッピーは、氷なしで出されることが多く、この店も例外なく、普通にホッピーを頼むと氷は当たり前のように入ってません。

飲み方を知らない時は、普通のホッピーのように外を数回に分けて入れるものだと思って飲んだら、思いっきり濃~いホッピーが出来上がってしまいます。

横須賀ホッピーは、よく冷やされたジョッキに普通よりかなり多めの冷え冷えの焼酎を入れた状態で提供され、ジョッキに一気に良く冷えたホッピーを注ぎ込んで一丁上がり!

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ジョッキ1杯の焼酎にホッピー1本が摺り切り一杯入る見た目ビール風で、戦後にビールの代用品とされていたホッピーの本質を追求したようなホッピーです。
一見薄そうに見えますが…これが、超濃いけど口当たりが良くて数杯飲めば良い気持ちになれる危険なお酒です。

そしてつまみといえば…この店に来たら「横須賀湯豆腐」でしょう。
起源は詳しく知らないし知ろうともあまり思わないんだけど普通の湯豆腐の上に練り辛子を塗り付け、その上に味の素、刻み葱、削り節をトッピングしたシンプルながらも、豆腐と辛子の絶妙な味わいがいい感じの素朴な料理です。
夏っぽい陽気の一日を終え、熱々の湯豆腐で、良く冷えたホッピーをグイッってやるのもいい感じです。

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そして店内を見回して、「いわしさしみ」400円もいいかな…と思ったのですが、その隣の「しこさしみ」400円を発見!これは頼まないといけないでしょう…
これ、一匹ずつ手開きで捌くの手間がかかっただろうな…って感じの、しこいわしが15匹分くらい小皿に盛られ、いかにも新鮮そうなギンギラギンに輝いてます。
最近見かけなくなったメニューで、小ぶりながらも適度に脂ののった身は、青魚の風味が舌の上に蕩けだすようで堪りません。

そして、三品目のつまみに選んだのは「まぐろ漬焼き」450円。
見た目からすると、鮪の刺身の余り物っぽい感じですが…食材を無駄にせず価格と利益を維持しようとするお店の姿勢には好感が持てます。
多分、鮪の切身をニンニク醤油に漬け込んだのだろうな…って感じのものを器から取り出して、アルミホイルに包んでフライパンで蒸し焼きにして仕上げているのを見ると…オバチャンなかなかの料理の腕手のようです。

食べてみると、かなりしょっぱいけど、適度に酒が進む醤油が勝ったニンニク風味で添えられた大根おろしと一緒に食べると酒が進む肴です。

結構長い時間ニンニク醤油に漬け込んでいるようなので、焼き台や魚焼き機ので直火焼いたら、しょっぱくて硬くなって食べられなくなるであろう食材をホイル焼きにすることで素材表面が水分が飛んで塩辛くなったり硬くなるのを防いでいるんでしょう。

濃いめの横須賀ホッピー2杯に、つまみ三品で適度に酔い心地になったところで、この日は歩いていて気になったお店があったので、早めに切り上げてお勘定は2000円ちょうど。

心とお財布に優しい酒場で大満足でした。



 

関連ランキング:居酒屋 | 横須賀中央駅汐入駅

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椎間板ヘルニアで腰から背中に電気が走るような激痛で会社を休んで三日目になりますが…相変わらず痛みは引きませんが、椅子に腰掛けるか、寝ているかで姿勢を保っていれば、鎮痛薬のおかげで、椎間板が神経を刺激する激痛に見舞われなくて済むようになってきました。

こうしてのんびりできる時間も最近では少なくなってきたので、椅子に腰かけている間に、今まで仕込んでいたにもかかわらず更新していなかったブログネタの整理をしています。

約一週間前の過去ネタになりますが…僕が好きな町の中でも特に思い入れが強い横須賀ネタを数件公開しちゃいます。

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一軒目は、京浜急行の汐入駅前にある食堂「一福」さん。
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昭和24年創業、元はベース【横須賀の人々は米海軍横須賀基地を「ベース」と呼んでいる】で働く人たちの福利厚生施設として開業したお店で、今でも安くて普通に旨い飯を食わせてくれたうえに、交代制勤務で働く人々の街らしく昼飲みもできてしまう昔ながらの食堂です。

そして、意外なことは、ロックミュージシャンX-JAPANのhideが通っていたということでもファンの間に有名なお店でもあります。

入口だけ見ると間口2間ほどにしか見えないお店ですが、中に入るにしたがって広くなる結構大箱な店は、創業以来の年月相応にくたびれていますが、不潔に感じることなく店に入ると何となくホッとする脱力系のお店です。
特にすごいのは、ホールからの出入り口からチラリと中の様子を窺える厨房で、土間にレンガを積み上げた釜戸が今でも現役で使われていること…戦時中の映画のワンシーンに迷い込んだような錯覚に囚われます。

デパートのお好み食堂のように和洋中の単品・定食メニューが手ごろな価格で揃ったお店で食事でも飲みでも対応可能な引出の多いお店ですが、この日は、この店の後に「横須賀ホッピー」と「横須賀湯豆腐」を楽しみたかったので、昼飲みはせず軽くラーメンでも食べようか…と暖簾をくぐり、店を入ってすぐ左側のカウンター席に陣取って、「ラーメン」430円を注文します。

店の奥の方にあるテレビを見ながら、煙草を一服しているうちにビジュアル的に昭和なラーメンが登場します。

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透き通った醤油スープは適度に化学調味料の存在を感じさせるあっさり系鶏がらスープで、具はナルト、チャーシュー、メンマ、青菜で麺は黄色っぽい緩やかな縮れ麺。
店の雰囲気と言い、ラーメンの見た目と言い昭和なムードで、麺を一啜りすると小学生の頃に、祖母に連れられて入った町の中華屋のラーメンの記憶が蘇ってきます。

定食類も600円~700円程度と低価格な大衆食堂なので、特別に旨いものはありませんが…この店の雰囲気が大好きで、横須賀に来ると立ち寄ってしまうお店です。


関連ランキング:定食・食堂 | 汐入駅横須賀中央駅横須賀駅

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